~秋山糀店について~ 初代 店主が糀屋修業から独立し、1921年(大正10年)に開業しました。 当初は、糀の製造販売とお客様が原材料のお米を持ってきて糀に加工する委託加工が主でした。 戦後、自家製のみその仕事が多くなります。 お客様、1件、1件、持ち込まれるお米と大豆の割合がすべて違うため大量生産が出来ません。 ある人は「糀を大豆の4倍入れてほしい」 また、ある人は「糀と大豆の割合は同じでもこの塩を使って作ってほしい」 「米糀と麦糀の合わせ味噌を作ってほしい」 「黒大豆のみそを作ってほしい」など、さまざまです。 作る方からすれば大変面倒ですが、しかし、お客様にとってはこれが自分の家の味であり「このみそでないとダメ」と言っていただいているので今も、お客様のご要望に応えるべく個別製造にこだわっています。いわゆるみその「オーダーメイド」です。 そんな味噌を使ってお味噌汁を作ったときに「おかあさんの作ったお味噌汁がいちばんおいしい」と言ってくれるような家庭が一軒でも増えるよう願って仕事をしてきました。 その後、当店のオリジナル商品の製造を始めます。「個性的で美味しい商品を造りたい」という思いから備中神楽みそ備前焼仕込み 糀みそ古代米 赤米の甘酒 かみよなどが生まれました。
秋山糀店の味噌はもろぶたで糀を一枚一枚つくり
大豆を煮て丁寧にアクを取り除いて
仕込んだ、昔ながらの手作りみそです。
大豆に対して糀を1.5倍多く入れて ぜいたくに仕込んでいます。
糀の甘さと香りが漂います。
当店商品の原材料(米、大豆)は
岡山県産を中心に国内産100%で製造しています。
みその樽からそのまま袋詰めした商品ですので
麹菌が生きています。
常温保存をさせるための保存料や加熱殺菌はしていません。
「菊水の井戸」など名水の井戸が点在する
高梁川の伏流水を
地下から汲み上げて使用しています。